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乱暴な言葉・気になる態度、どう対処すればいい?

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3、4歳頃になると乱暴な言葉を使ったり、生意気な態度をとったり、ウソをついたり、男女の違いを気にするようになったりと、様々な変化が見られます。

 

でも、とまどうような言動の裏には発育のサインが隠れているのかもしれませんよ。発育の過程を理解していけば、適切な対応ができるはずです。サインを読み取り楽しい子育てになるようサポートできれば嬉しく思います。

  

・乱暴な言葉編

  

言葉が乱暴だし下品だし…。相手を傷つけたり、不愉快にさせたりしていないか心配

 

これは言葉の意味は分からないのに、言葉の「魅力」に惹かれているだけの場合が多くみられます。感情や体験などを適切な言葉で表現できるようになってくるのは5歳くらいからです。それまでは、言葉のもつ雰囲気に心が惹かれて、意味も分からずに使っているケースがほとんどです。

 

3,4歳児に理屈は通じません。相手の立場に立って客観的に状況をとらえることもまだ難しい年頃なので、納得したように返事をしていても、それは諦めたか、納得しないとその場から逃げられないと納得したフリをしているだけ。理屈よりも、親の気持ちの伝え方が子供の心に響きます。

 

 「バカ」や「アホ」などの言葉

 

これは、まだ相手の立場で考えられないので、良くないことと伝えるだけで十分です。

文字通り、相手をバカにするときばかりでなく、自分を強く見せたり、泣くのを我慢したりするためにも使います。相手の立場で考えることはまだできないので、よくないことだよ、と伝えるだけで十分です。

 

ただし、「死ね」と言い出したら見過ごさないでください!子供は「バカ」の代わりに「死ね」というケースもありますが、その時は「許さない!」というくらいの迫力で叱りましょう。

  

「~じゃねえよ」などと、乱暴で生意気な言葉を使う

 

年上の子への憧れから真似しているだけです。「やめてほしいな」と気持ちを伝えてあげてください。他にも「俺」「おまえ」というような、投げやりな言葉など、ちょっと年上の子供が言っているのをかっこよく感じて真似していることがほとんどです。

 

言葉の意味が分からずに使っているケースがほとんどなので、親や周りが不愉快に感じるのであれば「やめてしいな」と気持ちを伝えてあげましょう。

 

 「うんち」「おしっこ」などの下ネタを連発!

 

3,4歳の頃は下ネタを言いたい時期です。諦めて聞き流すのがよいのではないでしょうか。どういうわけか、子供たちは下ネタが好きです。秘密めいた魅力があるからでしょうか。とにかく3歳から年長くらいまで続きます。うちの子は小学1年生でも言ってましたが(笑)

 

親が禁止すると、親の前では言わなくなりますが、陰ではしっかりと連呼しているはずです。諦めてしまい聞き流してはいかがでしょうか。ただし、外食に行くときなどは周りの迷惑になりかねませんので、入り口で「もし言ったら帰るからね!」と緊張させてもいいと思います。

 

 

・気になる態度編

 

生意気で反抗的な態度にイライラして、対応に困っていませんか?

反抗的な態度は、自分のことを尊重してほしいからなのです。3、4歳になると自我が芽生えてくるので、自分のことを認めてほしい、尊重してほしい、という気持ちを持つようになります。

 

反抗的な態度にも見えますが、実は気持ちをうまく言葉に表せないために納得できない気持ちが態度に現れているのです。かなり自己中心的ではありますが、子供なりの言い分があることを理解してあげてください。

 

 

「ごめんなさい」と言えずに、すぐに「だって…」と言いわけする

 

謝れないのは納得できていないからかもしれません。子供には子供の言い分があるはず。聞いてあげてください。

 

自我が芽生えてきたので、納得できないことにはすぐに謝ることができないのです。「だって…」と言うのは、言いわけではなく子供なりの考えがあるので、その気持ちの表れです。無理に謝らせようとするのではなく、子供の言い分を聞いてあげましょう。

 

「はぁ?」と相手を小バカにした態度をとる

 

そういう時は自分の不愉快な気持ちを伝えるのが一番です。おそらくテレビや年上の子の影響でしょう。これも背伸びをしたいという気持ちの表れです。

 

その場合は理屈で説明しても納得してくれることは少ないでしょう。受け手の気持ちを素直に伝えることが子供にとって一番聞いてくれるはずです。

 

 

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・ウソをつく編

 

 ごまかしたり、うそをついたり…

 

あまり心配する必要はないでしょう。3、4歳児のウソは感情的なもので、正当化するためのウソではありません。自分を正当化するために、意識的にウソをつくのは5歳ぐらいからです。

 

3、4歳頃のウソの多くが、家族に嫌われたくないという気持ちから、怒りをかわそうとしているだけです。大人が意識して言うウソとは違うものです。「ママにはわかっちゃうよ」と、明るく解放してあげましょう。

 

子供にママにはなんでもお見通しと思ってもらうことは今後にとって非常に有効になります。

 

 手洗いなどのやるべきことをやっていないのに「やったよ」と言う

 

やらせなくちゃ!と思わずに、軽く明るく対応しましょう。子供はやるべきこととは感じていないので、その要求をかわしているだけなのです。

 

そんなときは「ほんと~?手に何かくっついているみたいだけど」というように、軽く明るく対応してあげてください。時には、「まぁいいか」と子供の返事を受け流しても大丈夫です。

  

悪いことをしたのに「してない!」とウソを言う

 

問い詰めて正そうとしないで軽くかわしましょう。大概は「本当のことを言ったら怒られる」というのが子供の言い分です。怒りから逃れたり、はぐらかしたりしたいだけです。

 

家族のことが大好きだからこそのウソなので、問い詰めないで、軽くかわしてください。

 

ただし本当にやってはいけないことの場合は、しっかりと子供が理解できるような言葉でなぜいけないのかを理解させましょう。絶対に頭ごなしに怒ることのないようにしてください。

 

 

・性について編

 

 男女の違いを意識するようになる

 

「女の子みたいだから嫌だ」などなど、性について意識しだす頃です。まだ偏見や差別の気持ちはもっていませんが、今のうちから適切な声かけをしましょう。乗り物・果物・動物など、物事を系統的に分類できるようになるのは5歳頃からだそうです。

 

男女に関しては、日本の文化や習慣による影響もあるからか、早い時期から分類できるのだと思います。将来的に偏見や差別につながらないように、子供にわかる言葉で伝えていきたいところですよね。

  

「女だからピンクがいい」などの固定観念

 

固定観念を持たないように、分かりやすい言葉で伝えてあげてください。「どの色も素敵だね」などと伝えてあげるのが良いでしょう。その他にも男だから女と遊ばないや、男の子は髪が短くて女の子は髪が長いなど、子供が固定観念を持たないようにしてあげましょう。

 

 男の子に「かわいい」と言うと怒る

 

これは背伸びしたい気持ちの表れです。子供の気持ちを尊重してあげましょう。男の子にとって「かわいい」という評価は、赤ちゃんみたいと言われているように感じます。「俺」などの生意気な言葉を使うのと同様で、ただ背伸びしたいだけなのです。その気持ちを尊重してあげましょう。

 

 

・まとめ

 

子供の乱暴な言葉や生意気な態度は、どれもが成長の証です。表現の未熟さや言葉のバラエティのなさが言葉や態度に表れているだけです。怒ったり不安になったりせずに、自分の子供の成長を喜び、今しかみれない我が子の「今」を一緒に歩んでください。