育児 教育 子供 子ども 小学生 小学校 勉強 英語 プログラミング 幼児

育児・教育 知っ得??

育児・教育のなぜ?をスッキリ解決!!

小学校高学年から始まる「ムカつく」のなぜ??

f:id:alma-kasl:20190507080934j:plain


なぜ思春期の子供たちはすぐ「ムカつく」のでしょう。

親が何を言っても反抗する。これはなぜでしょう。我々親も小さい頃に経験したことではないでしょうか?しかしなぜムカついたのか覚えている方は少ないでしょう。今回はそんな思春期の子供を持つ親のなぜ?を解消していきたいと思います。

 

第2次反抗期 「不安定な自我」という爆弾

 

すぐに「ムカつく」子供たちを我々親はどう対応したらいいのでしょうか。

思春期を迎える頃、それはこれまでの子供の時代を卒業して、大人の世界へと仲間入りをしようとします。その時期に起こるのが第2次反抗期です。

小学生中学年までの頃の素直さはすっかりなくなり、何を言っても反発してくるので、親からすれば何を考えているのかわからなくなります。始めにも言いましたが、思春期とはほとんど大人が経験したことだと思うので、自分がその時にどんな気持ちだったのか、どういう対応をしてほしかったのかを思い返すことが、子供たちの気持ちを理解する為の第一歩になります。

 

 

・思春期は右往左往の疾風怒濤

第2次反抗期に多く見られるのが、大人の言うことを拒否したり無視したりすることです。些細なことで親子喧嘩が怒ったり、ちょっとしたことにすぐ「ムカつく」と言います。子供たちはいったいなににムカついているのでしょうか。

親?自分?友達?世の中?

子供たちになにかアドバイスをしてあげたい気持ちはあっても、無視されてしまうので、なにも言えずにただ見守るしかない。あまりしつこくし過ぎると「うるさい!」と罵倒されてしまう。

 

なぜ子供たちは反発するのでしょうか。

それは自我の確立が始まったからです。私たち人間は、幼少期に「自分」という存在に気付きます。それが第1反抗期になって現われました。自分の思い通りにしたい気持ちが強く、反抗的な態度に現れてしまうのです。

それが小学校高学年や中学生になると、自分のことがある程度分かるようになり、周りの友達などと客観的に比べ始めます。自分とは何かということを悩み始めるのです。

夢と現実とのギャップを目の当たりにして、常に精神的に不安定な状態が続きます。まさにこの状態が疾風怒濤です。

この時期は、自分はもう子供ではないという強い意識を持ちます。しかし、これからどうしていけばいいのか、どうしなければいけないのかということがまだわからなくて、ただただ右往左往しているのがこの思春期です。

結局、自分自身も何にイラついているのかが分かっていない、自分の想いをどこにぶつけていいのかがわからない、それが反抗となって表れているのです。

 

 

f:id:alma-kasl:20190507081310j:plain

・「聴く」が一番大事

 

親はこの第2次反抗期にどのようなことが求められているのでしょうか。どのように我が子と向き合えばいいのでしょうか。思春期の子供たちが嫌がることの中に『自尊心を傷つけられること』があります。

まだまだ不安定な状態で、自分というものが確立していません。そんなことは子供たち自身分かっているのです。だからこそ、否定されたり傷つけられたりすると怒りが芽生えてしまうのです。

またこの時期に、人間関係で重要な位置にいるのが友達です。友達を否定されると、自分自身が否定されたように受け取ります。親の言葉を素直に聞き入れることはなく、反発しかしません。私も経験があるのですが、当時はあまり素行の良くない人たちと友人関係になっていました。

その為、両親に何度も注意をするように言われ続けましたが、まったくもって聞く耳を持たず、むしろ友達の言う言葉の方が正しいと思っていました。(のちのち補導されたり、停学になったりとしているうちに親の言葉が正しかったと気付いたのですが…苦笑)

まず親は子供の言い分に耳を傾け、一人の人間としての存在を肯定し、真剣に話を聴くことが必要になります。カウンセリングのようですが、まさにその通りです。人間だれしも自分の話を聴いてもらえることは嬉しいですし、理解してもらえると感じれば信頼関係も作りやすくなります。

思春期とは、大人への階段を昇り始めた子供たちの成長に他なりません。親が悩むのと同等、もしくはそれ以上に子供たちは悩んでいるのです。幼い子供だと思わずに、一人の人間として対等の立場に立ち対応してください。

 

実は私の息子が今4年生です。これからその反抗期を迎えることでしょう。親としても悩み過ぎないことです。育児疲れのもとにもなりかねません。成長の過程で誰もが通る道ですから、むしろ第2次反抗期を迎えたことを喜ぶくらいになりたいものです。