小学2年生 うちの子のマナーはOK?NG?
よそのおうちはどう見ているのでしょうか?友達の家に行った時、失礼のないように振る舞えているかな?と気になることはありませんか?
今回は今、この2年生のうちに教えておきたいマナーと、その伝え方を考えてみましょう。
どこまでOK?どこからNG?
友達の家では、どんなマナーが求められているのでしょうか?皆さんのお子さんはどっちでしょうか?
・シーン1 こちらから挨拶したら、きちんと挨拶を返す
子供の友達ができなくてもOK?
…ほとんどの家庭がNGでした。どこのおうちでも自分の子供にはしっかり教えてはいるものの、よそのおうちへ行くと恥ずかしいみたいで、なかなか言えない子が多いようです。
・シーン2 家に上がるとき、靴をきれいにそろえる
子供の友達ができなくてもOK?
…半数以上がOK。揃えない子のことは大目に見つつ、自分の子供にはしっかりと教えたいという方が多いようです。意外と「自分は揃えている」といいますが、よそのおうちへ行くと脱ぎ散らす子が多く見られるようです。
・シーン3 おやつを出してもらったらお礼を言う
子供の友達ができなくてもOK?
…半数以上がNG。「ありがとうございます」は基本ということで、NG派が多数。中には「これしかないの?」や「おかわり」などと言い出す子も…。子供のテンションが上がるおやつタイムは、普段の「地」が出やすいので、要注意です。家庭でも普段からしっかりと教えるようにしましょう。
・シーン4 時間を見て、夕方になったらきちんと帰る
子供の友達ができなくてもOK?
…9割以上の方がNGでした。できない子は困るという意見で一番多いようです。遊びに夢中になり、なかなか帰らない子もいて、時には追い出すように帰すこともあるようです。帰宅時間のルーズさは、1番相手の迷惑になるので、事前にしっかりと約束をしておきましょう。
・シーン5 目上の人と話す時、敬語を使う
子供の友達ができなくてもOK?
…ほとんどの方がOK。まだ低学年ということもあり、OK派が多数。しかし、そろそろ教えたいたいという声も多くあります。お店などで、トイレの場所などを聞くように促して、練習させましょう。
普段の生活の中で繰り返し練習
よそのおうちへ行った時のマナーは普段の生活の中で繰り返し教えましょう。子供だけで友達の家を訪問する機会が増える2年生。基本のマナーは守れるようになってほしいですよね。
2年生で覚えてほしい最低限のマナーは全部で8個。
・家に上がるときに、脱いだ靴を揃える
・「こんにちは」などの挨拶をする
・持参したお菓子を勝手に食べたりせずに、相手のおうちの人に見せるか渡す
・おやつなどをいただいた時に「もっと」など、ねだらない
・よそのおうちの冷蔵庫や戸棚などを勝手に開けない
・なにかしてもらったら「ありがとうございます」とお礼を言う
・使った物は元の位置に戻してから帰る
・友達の物を黙って持ち帰らない
自分の家で出来れば、よそのおうちでも出来ます。よそのおうちだけ取り繕うことは、2年生にはできません。家での振る舞いが、どこに行ってもそのまま出てしまいます。なので、「友達の家で遊んだら、ちゃんと片付けてから帰るのよ」と言い聞かせるよりも、普段から繰り返し自宅で片付ける習慣をつけた方が、自然とお友達のおうちでも片付けるようになります。
親戚の家などに行った時は、訪問先でのマナーを教えるチャンスです。「よその家の冷蔵庫は勝手に開けてはいけないのよ」とその場で教えると、自分の家とは違うということが分かりやすく伝わります。
マナーは、教えたらすぐできるようになるものではありません。その都度言われて実践するうちに、徐々に一人でもできるようになっていきます。焦ることなく気長に教えてあげてください。
すぐにでも身に付けてほしい4大マナー
よそのおうちの方に不快な思いをさせないために、まずはこの4つのマナーを覚えさせましょう。
マナー 1 「こんにちは」などの挨拶
マナー 2 家に上がるとき、靴をキレイに揃える
マナー 3 「ありがとうございます」などのお礼を言う
マナー 4 時間を見て、夕方になったらきちんと帰る
細く、長く、根気よく、振る舞い方を教えましょう。マナーを頭ではわかっていても、まだまだ実戦経験が足りないのが2年生です。「挨拶はしっかりしようね」などと、何度でも促してください。3回に1回言えば、子供は「見てるんだ」と感じます。お互いが窮屈にならない程度に、子供の振る舞い方を気にかけましょう。
ルールは家庭によって異なります。「ここではこうする」と自分で判断するのはまだ難しい年頃ですので、遊びに来た子には「うちではこうしてね」と自分のおうちのルールを伝えるなど、大人がサポートしてあげてください。