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小学3年生で考えたい進路・進学のなぜ?

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「好き」探しから始めましょう。夏休みが近づくと、塾などの情報を目にする機会が増えてきます。「学習スタイルを変えるべきなのか?」「中学受験やその先の進路をかんがえておかなくちゃ」と気になっているご家族の方も多いことでしょう。

 

そこで今回は子供を取り巻く教育環境の情報と進路・進学を決める軸になる「好き」探しについて考えてみようと思います。

 

 

「好き」から進路・進学を考えたい2つの理由

 

小学3年生の「好き」探しは、子供の将来につながるほど大切なことになります。それはなぜなのか?

 

理由 1 早めの進路選択をスムーズにできる!

 

今は中学・高校の教育内容が多様化している為、早めに「好き」を探しておくことが、後々進路選択をスムーズにできます。中学・高校の進路選択が将来やりたいことに直結します。

 

ここ数年の大きな変化の1つに、進路の多様化があります。中学では、学校ごとに特色を出した公立中高一貫校が安定した人気です。

高校では、普通かと専門家の垣根を取り払った総合学科を設置した学校や、単位制の学校が増加しました。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)やSGH(スーパーグローバルハイスクール)、国際バカロレア認定校などハイレベルなカリキュラムに特色のある学校も登場しています。

 

おうちの方が学生の頃は、「やりたいコト」や「就きたい職業」を現実的に考えるのは、大学進学や就職活動の時だったかもしれませんが、現在は、中学・高校進学を検討する時、つまり小・中学生の時にも、将来を見据えた選択ができるように変わりつつあります。

 

小学生の今から、子供の興味の方向性を探っておくことは、それだけ早い時期から専門的な教育を受けられる可能性が広がるということなのです。

 

 

理由 2 興味を持って物事に向かう意欲が重要になる!

 

変化が早く新しい課題に直面する社会だからこそ自分で課題を解決していく力や主体性が重要になります。しかも、新しい学習指導要領では「主体的に学習に取り組む力」が伸ばしたい3つの力の柱の1つになっています。

 

「好き」「知りたい」という気持ちが学びに向かう原動力になります。学校で教える内容や、指導法の基準となる学習指導要領が2020年度に全面改訂されます。一部は今年度から先行実施されています。改訂のポイントは、伸ばすべき力として「学びに向かう力・人間性など」がクローズアップされたことです。

 

グローバル化、AI(人工知能)の進化が進むこれからの社会では、知識や技能を身に付け活用する力だけでなく、自分から課題を探したり、仲間と議論しながら新しい課題を解決したりする力が重要です。これに伴い学校の授業でも、主体的に学習に取り組む力(学びに向かう力)の育成がより重視されるようになります。

 

この力の土台になるのは、「好き」という気持ちです。だからこそ、早い時期から沢山の体験を重ね、「好き」「もっと知りたい」と思えるものを見つけていくことが大切なのです。

 

 

「好き」探しの為に、この夏できる3つのこと!

 

子供の「好き」を見つける為のかかわり方とそのポイントをご紹介していきたいと思います。

 

体験など、気づきにつながる環境を与えることが「好き」を見つけるサポートになります。

3年生は様々なことに興味が広がる年頃です。いろいろなことに夢中になれるので、好きなこと、もっと知りたいことを見つけるには絶好の時期と言えるのです。

 

おうちの方の関わり方としては、子供の「好き」を物理的にも精神的にもサポートすることです。できる範囲で子供が色々なことを体験できる環境を与えながら、少しでも興味を持っている様子が見れたら応援してあげることが大事です。

 

大切なのは、子供の好きなことが大人から見て進路に関係ないように思えても、見守ることです。どんなことでも将来につながる可能性があり、たとえ将来の仕事に直接結びつかなかったとしても、好きなことに熱中した経験は大事なものになります。

 

・多様なものや人と触れ合える体験に誘う

まずは「好き」の種をたくさんまくことから始めましょう。もともと興味を持っていないことでも、おうちの方が楽しそうに誘えば乗り気にもなるはずです。いろいろな場所やイベントに連れ出して、日常では接することのないものや人と関わる経験をさせてください。どんな体験でも子供には得るものがあり世界が広がります。

 

・学習と生活を結び付けるきっかけを作る

人は、自分にとって身近なことには興味を持ちやすいものです。学んだことが日常生活につながっていると気付くことができれば、学習の中に「好き」を見つけることができるかもしれません。

 

・答えがイエス・ノーで終わらない問いかけで考えさせる

博物館などに出かけた後、「楽しかった?」などのように、イエスかノーで答えられる質問をするのではなく、「どこが楽しかった?」「なぜそう思うの?」と子供が考えなくては答えられないような質問のしかたを心がけてください。聞かれなければ通り過ぎてしまうことでも、足を止めて目を向けるきっかけになります。