「育児がなければ俺は輝けるのに」という勘違いを正そう
イクメンが語る、夫婦が育児と仕事を両立させる方法とは
昨今「男女共同参画社会」や「働き方改革」という言葉をよく聞きます。その影響で、さまざまな企業で、働き方の改善が見られるようになってきたように感じます。短時間労働や在宅勤務などの制度が整い、職場の上司や同僚などの理解が進み、数年前では考えられないほど、働きやすい世の中になっているのではないでしょうか?
また、働きやすい環境の実現に向けて、話し合いの場やインプットの場も多くなったように思います。
「イクメンの時間割」
女性が男性と対等に仕事をするようになった今、男性の働き方、家庭・育児の両立をかんがえなければならない時代に直面しています。
仕事も家庭も両立していくためには、どのような工夫が必要なのだろうか?
慣れた家庭では、役割分担などせずに「気が付いたら行う」というスタンスで問題はないと思います。しかしこういった「気が付いたら行う」というスタンスで、家事のやり残しや失敗などの問題が起きないかというと、間違いなく起こります。
そこで重要なのは、「家事に求めるクオリティー」です。
意外と男性はこれでいいか、となりがちで女性の求めるクオリティーに達していないことが多くあります。事実、私が妻に頼まれて行ったことでも後になって、もっとこうしてほしかった!と言われたことが何度もありました。
そもそも家事・育児はそれぞれの家庭によってゴール地点が違います。最低ラインがどこなのかを二人で話し合うことでスムーズな家事・育児ができるでしょう。
では、慣れていない家庭ではどうしたらいいのか?
「時間割を作る」
「曜日シフト制」
などの方法があります。
・時間割を作る
朝起きてから夜寝るまで、文字通り時間割を作るのです。しかし、詰め込み過ぎると追い込まれてしまったりするので、予想外の出来事の為に予備の時間を入れることも大事です。まして子供は夜に熱を出すことが多い。私も何度夜間救急へ行ったことか…
・曜日シフト制
子どもの送迎やごはんの準備、掃除、洗濯などの家事から、子どもの急病への対応、そしてPTAや授業参観といった行事の参加なども、曜日によって参加するのが父か母かか決まるというシステムです。
二人とも忙しい時は、食材や日用品の宅配サービスや家事代行サービスなど、共働き夫婦向けのサービスも今は充実していますので、頼ってみてはいかがでしょうか?
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全てを二人でと深く考えすぎると、夫婦喧嘩のもとになりかねませんのでご注意を。
繁忙期にはどちらかに負担が偏ってしまうのは致し方ないことですが、その場合には相手のことを気遣うことが夫婦円満のキーポイントになります。
ポイントは決まりにこだわり過ぎず、家事と育児を楽しむことです。子供の成長に関われる時間は限られています。その限られた時間を大切にして、家族で愛を育むことが大切なのではないでしょうか。それがきっと子供にとっても重要なことだと思います。
男性の多くは、子供が生まれる前や、結婚する前まで、平気で夜中まで仕事をしていた方が多いかと思います。それが育児や家事に追われて、仕事の時間を削らなければならない状況に苛立ちを覚えることでしょう。同僚はバリバリ仕事をしているのに俺は家のことをしなければいけない。とつい比べがちになります。
しかし、本当に家事・育児が仕事に影響するのでしょうか?
例えば、あまり重要ではない会議に出席する必要がありますか?もっと効率よく仕事をこなすことはできませんか?隙間時間を有効に使えていますか?
本当に仕事ができる男とは、仕事に家事・育児を両立させている人のことを言うのではないでしょうか?ムリ・ムダ・ムラを省き、効率よく仕事をこなせれば今以上に成果をあげられるのではないでしょうか。
家事や育児を重荷と捉えるのではなく、自分を成長させてくれるものと見方をかえてみてはいかがですか?きっとそれが出来た時、大きく成長しているはずです。
今は男女共働きが主流になっています。子供の為にも、これからの生活の為にも、これがなにかのヒントになっていただければ幸いです。