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「10歳の壁」保護者のするべきサポート編

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10歳前後の子供を「飛躍」させるための保護者のサポートとはいったいどういったものなのか。

相手は子供なので理詰めで教えるよりも、気持ちに寄り添うことが重要です。

子供が高学年になると、「ようやく手がかからなくなった!」と、仕事に復帰されたりする母親はかなりおおいと思います。確かに高学年にもなれば1人でできることは増えるのですが、一方で大人に近づくことによって複雑な悩みや葛藤を抱えやすくなるのもこの時期です。

これまでのように付きっ切りで世話をする必要はないかもしれませんが、子供から目を離していいわけではないのです。むしろ、子供の内面をしっかりとサポートして成長を支えることが、中学校生活において問題を起こしにくくさせてくれるようです。

 

子供が自信を失ったり劣等感をもったりしているようであれば、まずはしっかりと気持ちに寄り添うことが大事です。「何があったの? こういう時はこうするべきなのよ」などと理詰めで教えても、本人が感じているつらさや劣等感はなかなか取り除けません。

逆に子供に寄り添って、「今日は疲れているみたいね。ゆっくり休んでいいのよ」などと温かい言葉をかけてあげると、いくらか楽な気持ちになるはずです。

 

保護者が自分のことを考えているかを見抜く力もつく

この時期の子供たちは、ちょっとしたつまずきから「自分はダメだ」とすべてを否定してしまいやすいため、しっかりと気持ちに寄り添ってから、本人が自尊心を保てるようにサポートしていきます。小学生にとって大きな問題は、「運動」「勉強」「友だち」の3つです。

例えば、勉強が苦手と感じていたら、運動や友だち関係から良いところを見つけて認めてあげてください。しかし、勉強といってもいろいろと教科があります。それに例えば国語の中でも「小説を読むのは好きだけど、説明文が苦手」など細かく分けられます。

その中から好きなことや得意なことを一緒に見つけて、良い面を伸ばすようにサポートして、自信をもたせることです。自信がもてれば、弱点に向き合う気持ちも出てくるはずです。

 

絶対にしてはいけないのが「ほら見たことか」といったような態度で、子供の劣等感を利用して何かをさせようとすることです。普段なかなか勉強しない子供には、「だから勉強しなさいって言ったでしょ!」と言いたくなる場合もあるかもしれませんが、親に自分の気持ちが理解されていないと感じると、子供たちはますますつらくなり、中には暴れる子もいます。

 

10歳前後になると自分を客観的に見つめられるようになり、親が自分のことをちゃんとわかっているかを見抜けるようになります。そのため、親が「ほめてやらせよう」といった態度を取ると、「自分のことがわかっていない」と、逆にやる気を失いかねません。親への不信感も高まっていくことでしょう。

これまで以上に子供の気持ちを理解するように心がけてください。子供はそうした親の姿勢を敏感に感じ取り、信頼感を強めます。

 

 

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友だちとのいざこざも貴重な経験です。成長のきっかけと考えましょう

友だち関係のいざこざも増える時期ですが、これは人間的に成長するためには欠かせない体験でもあります。友だちからいやなことを言われたり、逆に自分の言葉が相手を傷つけたりすることは、大人の世界でもよくあることです。

いじめなどの深刻な場合を除いて、できるだけ「自分」で解決させるようにしましょう。例えば、いざこざの理由を聞いて「あなたが悪い。謝ったほうがいい」と一方的に言うのではなく、話し合ったり謝ったりすれば修復できることを教えます。

まだ一人では解決できない場合も多いため、「お母さんだったら、こうするかもしれないな」と、具体的な方法を示して導いてあげることも必要でしょう。

将来苦労しないように、幼い時期から自分で解決する力を養いましょう。

 

子供が幼い頃は親が何でも教えてあげられますが、この時期以降は、大人でも一生懸命に考えなくてはならないような問題が多くなります。また、思春期に入ると、これまでのように何でもストレートに話してくれなくなり、子供としっかりと向き合って関係を構築する必要が生じます。

それだけに難しさはありますが、見方を変えると、子供とより真剣に向き合えるすばらしい時期と言えるのではないでしょうか。

今、子供が10歳とすると、成人まであと10年。その頃に1人で社会を生きていける力を育むために、子供とスクラムを組んで支援を続けていただきたいと思います。親の勝手な高い目標から叱咤激励するのではなく、目の前の子供をよく理解して、子供の伸びしろが増えるよう支援を心がけてください。

 

私もちょうど9歳の息子がいるのですが、今までは私が勝手に掲げた目標の為に叱咤激励を繰り返してきました。最近反抗期になり、お互いが反発しあうような感じがします。これからは息子のことをしっかりと理解してあげられるように、真剣に向き合ってみようと思います。

みなさんも頑張りましょう(*^▽^*)