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2歳の『イヤイヤ期』大解剖 原因が分かれば悩みが軽くなる!

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 1歳の「イヤイヤ」と2歳の「イヤイヤ」は、なんだかちょっと違うと思いませんか?

何をやっても「イヤ!」とにかく「イヤ!」という2歳児特有の「イヤイヤ」は悩みのタネだと思います。でも、その原因を知れば、少し心が軽くなるかもしれません。

今回はそんな2歳児の「イヤイヤ」を大解剖していきたいと思います。

 

みなさんも聞いたことがあるかと思いますが、突然にくる「イヤイヤ期」に戸惑う方も多いのではないでしょうか?

 

まずは2歳児の特徴を知りましょう

 

・相手の反応を見てわざと「イヤ」

活動範囲の広がりとともに、自我が芽生え、周りの人やものへの興味が強くなります。できないことも「できる」と思ってやりたがったり、人の反応が見たくて、おうちの方が嫌がることを、わざとやったりすることもあります。

 

・気持ちをうまく説明できずに「イヤ」

自分の気持ちを少しずつ伝えられるようになりますが、また「待つ」「我慢する」ということは難しい為に、自分の気持ちが最優先になります。ですから思い通りにならないと、全てを簡潔に「イヤ」で表現していまうことが多いのです。

 

・イメージ通りに体が動かず「イヤ」

手足が少しずつ器用になり、ジャンプしたり走ったりと、運動能力も発達してきます。ただ発達的に未完成な部分もたくさんあるので、うまくいかない場面では、イメージと現実のギャップから「イヤ」とかんしゃくを起こすこともあります。

 

 

このことから読み取れるのは、大人を困らせる為に「イヤ」と言っているわけではないということです。生きていくうえで、人の気持ちを理解したり、感情をコントロールしたりすることは大切なことです。そのためには「自分の感情をさらけ出して受け止めてもらえた」という経験や他社と衝突する経験を積むことが必要なのです。それを繰り返すことで心が成長していきます。つまり発育上「イヤイヤ期」は避けては通れない道なのです。

 

例えば服を着るときに自分で着ようとするのにうまくいかない。そんな時手伝ってあげようとすると「イヤ!」よくある話です。これは自分でやりたいのにうまくできない、本当はできるはずなのに…という気持ちの表れです。

 

2歳児はまだうまく感情をコントロールできないために、頭の中はもつれた糸のようになっています。どういうことかというと、うまく気持ちを整理したいのですが、それができなくてモヤモヤしているのです。そのうちに自分でも混乱して「イヤ」と言ってしまうのです。つまり2歳児は自分と葛藤して「イヤ」と言っているのですね。

 

ここでおうちの方の関わり方はというと、もつれた心の糸をほぐすお手伝いをすることです。「ダメ!」と言って、力ずくで糸を引っ張ると表面上は糸がまっすぐになったように見えますが、よく見ると結び目(整理できない気持ち)は残ったままなのです。

 

このまま子供が成長して問題にぶつかった時に、自分で結び目のほぐし方が分からなくなると困りますよね?

 

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心の糸を上手にほぐすために大切なポイントが2つあります

 

POINT 1 教えるべきところは教える

危険なことや人に迷惑をかける「イヤイヤ」は「ダメ」と教えます。ただし、なにもかも「ダメ」だと、子供は何が良くて何が悪いのか判断できなくなります。2歳の今は「自分の欲求をどこまで受け入れてもらえるか」「どこからはダメなのか」を伝える大事な時期でもあります。各家庭の方針に合わせて、少しずつお子さんの理解の幅を広げていきましょう。

 

POINT 2 言い換え上手はのせ上手

子供が「イヤイヤ」を連発したり、感情が高ぶって泣いたり怒ったりしたときに、おうちの方が同じように声を荒げると、子供はますます混乱してしまいます。おうちの方は子供と同じ土俵に上がらず、冷静に子供の気持ちを切り替える言葉をかけるようにしてください。

 

 

気の利いた言葉が出ないときは、まず子供の気持ちに寄り添った言葉をかけてください。自分の気持ちを理解してくれると分かると落ち着く子もいます。それに子供は言葉の意味よりも、声のトーンを敏感に察知するので、同じ言葉でも落ち着いて静かに言えば聞いてくれるはずです。

 

子供は毎日成長します。昨日通用した方法が今日は通用しないなんてよくあることです。そんな時は次々と色々な方法を試してみましょう。

押してダメなら引いてみる。引いてダメなら選ばせる。それでもダメならまた次回。と多少おおらかに構えることも大切です。